中高年よ電子書籍を持とう!

15 03 2015

もともと体はそんなに丈夫じゃなかったが、若い頃からせっせと不摂生をしていたせいで、50の声を聞くあたりから病院に通う機会が多くなった。今じゃ月イチの採血がルーティンだ。

病院で困るのが、いつ診察が始まるのかがわからないこと。その日の混み具合によるし、自分より重篤な症状で来た人は後から来ても優先されるので、受付番号通りに呼ばれるとは限らない。
いつぞや、「こっちはもう2時間も待ってんだぞ!」と看護師に食ってかかってるオヤジさんがいたけど、あんたその元気ならあと1時間は絶対死なないから、おとなしく椅子に座っとけ、と心の中で毒づきましたよ。

このはっきりしない待ち時間をボケっと椅子に座って待っていると、ついついうとうとしてきてしまって、肝心の呼び出しがかかったときに聞き逃してしまいそうなので、本を一冊持っていくことにしている。
採血の後、採尿だのあって検査票を入れたファイルだの手荷物が出るため、あまり重い本は好ましくないので、文庫本の、それもそこそこの厚さに収まったものを持っていくことが多かった。だけどこれ、寄る年波で目の方が辛くなってくると、文庫本の字の小ささはちょっときつい。最近の文庫本は活字が大きくなって、読みやすくなってきているとは言いながら、なぜか薄暗いことが多い病院の廊下に並べられた椅子に、腰掛けて読むのには不向きだ。

で、この場合具合が良いのが電子書籍だ。
まず書籍リーダー本体が軽い。
しかも、読む本の厚さが関係なくなる。文庫本で200ページ相当の電子書籍も1,000ページ超えのそれも、書籍リーダーの重さを超えることが絶対にない。
文字の大きさは自由に調整できるので、ちょっと目が疲れてきたかなー、と思ったら文字サイズを大きくすれば良い。
画面を明るくする照明機能が付いているものなら、待合所や廊下の暗さに左右されない。バックライトではなくフロントライトを採用した機種ならさらに目に優しい。
複数の書籍を入れておくことができるから、読んでてなんだか気分がのらないなと思ったら、漫画でもなんでも他の読み物に切り替えられる。
青空文庫や何やらで、タダで読める本も結構ある。
バッテリーの保ちが大変によろしい。バッテリー切れの心配をしなくていい。

ソフトウェアをダウンロードしてスマートフォンで読むというのもアリだけど、機内モードにしたとしても、病院内で携帯を使っているという絵面が悪いので、僕はKindleを購入した。キャンペーン付きで少しお値段も安かったので。それとスマートフォンは、画面の照明が先程言ったバックライトなので、目に向かって光が飛んでくる構造上目が疲れやすく、ある程度の長さの読書には、特に中高年には向いていないように思う。(携帯の電波が本当に医療機器その他に影響を与えるのか、については異論をお持ちの方もあろうが、病院という特殊環境なのだから、気にする方がいらっしゃれば配慮をしてあげたほうがベターであると、僕は判断している)。

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